美幌峠より屈斜路湖へ、ここは砂湯が名物でてきとうに穴を掘って湯につかる。
夜になるとぎっしりと並んだテントの灯りがいい感じ。
摩周湖には5日間居たが、霧で有名なこの湖に長らく居ると、
霧が周期的に出たり消えたりしているのがわかる。
2時間ほど晴れたかと思ったら、また2時間ばかり霧の中。
このくり返しみたいだ。
ひっきりなしに観光バスがやってくるが、
わずかな時間であわただしく去っていく。
うまく晴れている時にめぐり合えばラッキーだが、
霧が出ているときに出くわせばしばらくは晴れない。
もったいないことだ。
野付半島・阿寒湖も過ぎ広大な十勝平野をゆく。
このあたりは牧場が多く、赤いサイロがムード満点。
襟裳岬から静内への道はもうメチャクチャな道で、荒馬に乗っているよう。
オマケに強烈な大波が打ち寄せ、幌の上から波をかぶる。
とうとうパンクしてしまい、幌満まで歩く羽目になった。
幌満の人々も親切で、パンクもあっという間に直してもらい、
夜は酒を飲ませてもらい、人の情けが身にしみた。
9月も下旬となり再び道南へ。
羊蹄山がひときわ鮮やかである。
このあたりいたる所ジャガイモの収穫作業で山のようにイモが積んである。
今夜はたっぷりとイモを食べるとするか。
それにしてもニセコ周辺の紅葉は見事。素晴らしい。
右よりニセコアンヌプリ・イワオウヌプリ・チセヌプリと、
ぽっかり浮いたような山々だ。
残金は40円。そろそろ金を稼がねば。
タバコもエコーになっている。